Kindleが届いてから一週間経ちました。届いて以来当然のごとく通勤のお供をさせています。
電車の中でKindleを開いても意外なほど人目をひきませんねぇ。ちらと見る人すらほとんど居ない感じです。一度だけとなりに座ったお兄さんがマジマジとみていましたが、あとにも先にもそれだけです。
さて、タイトルの話ですが、普通に考えればスイッチを入れるという作業がともなうKindleよりペーパーバックとかの冊子体の本のほうが気軽に読めそうに思います。しかし、実際にKindleを使い始めて我ながら驚いたのは、自宅の中のちょっとした時間でもKindleを手にとって何かを読んでいることが多いと言うこと。

たとえば、上のスクリーンショットはInternational Herald Tribune (IHT)という英字紙のIndexの部分ですが、現在Mainichi Daily NewsとこのIHTを2週間の無料試読中です。Mainichiのほうはすでに紙の新聞は世にはなくWeb版とこのKindle版だけです。IHTのほうは、日本では朝日新聞の英字版と一緒になって宅配と一部売りの両方が販売されており、以前は時々駅の売店で買っていましたが、引っ越してからは最寄り駅売店では売っていないので買わなくなりました。
こうした新聞が毎日手元のKindleに自動的に配信されているというのは、今までにない感覚です。これが想像以上に非常に便利なんですよね。
PCでWebを見に行けばタダじゃんって話もありますが、主体的に見に行くというのと自動的に届くというのは全く異なります。また、コンテンツそのものもWebのものはどこも要約でして記事全文ではありません。KIndle版には広告の類はのっていませんが、IHTなどはそれ以外はほとんど載っているように思います。
また、Amazon.comから買ったKindle版の洋書は、Kindle for iPhoneとの間でどこまで読んだかが同期できるので、Kindleを持っていなくてもiPhoneを持っているシーンは多いので、書籍に関しては場所を選びません。紙の本だと本そのものをもっていないと読めませんが、これならKindleかiPhoneがあれば読めます。(Kindle for iPhoneでは新聞や雑誌は読めません、書籍だけ)
こうした絶対的な便利さだけではなく、これまで見たどの電子機器のスクリーンより見やすい。文字を読むということにかけてはE-Inkのディスプレイは液晶などは論外って感じです。自ら発光する液晶パネルなどの従来型表示装置はやはり眼が疲れます。特に小さな携帯の画面で延々読んでいるなんてのは眼にとって自殺行為ですよ。それにひきかえE-InkのKindleはまさに紙と同じ。適度な明るさのもとでないと読めませんが、その分眼の疲れも紙と同程度です。文字が小さければ大きくできるのは紙にはできない芸当です。
日本でこうした電子ブックリーダーが本格的に普及するには、特に保守的な出版流通においてはかなり先になると思います。いや、かなり絶望的かもしれません。Amazonのような海外資本の会社が硬直したシステムに穴を開けてくれることを期待します。
電子ブックというと書店ビジネスへの影響が懸念されているようですが、実際には逆ではないかと思います。書籍離れが進む中で電子ブックなどなくても書店ビジネスは危機に瀕しています。書店だと「本に興味を持つ人」でないと来ることはありませんが、電子ブックが普及すればこれをきっかけに本が好きになり、お気に入りは紙でももっていたいと思うようになるのではないでしょうか。本が好きな人を増やすことが結果的に書店ビジネスの盛り上がりにも繋がると考えます。
書籍の電子化はまだ先にしても、新聞、新聞ならかなり現実的だと思います。実際、試験的とはいえ産経新聞ではiPhone版を新聞レイアウトのまま無料で配信していますからね。Kindle日本語版が出れば不可能じゃないと思います。インフラはすでにAmazonが持っているわけで、Amazonも多国語での展開を計画しているわけなのですから。
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